2013年7月2日火曜日

デジタル臭、消臭。

DTMに慣れてくると、そろそろ臭ってくるはずですが…皆さんどうですか?
いえいえ、機械の臭いじゃないですよ!(´∀`;)

曲のクオリティーがデジタルすぎると思いませんか?
殆どシンセで作る曲ではなく、生演奏系の曲のお話です。
DTMを使っている以上どうあろうとデジタルですが、アナログ感を足してみようと言うお話です!

('A`)「デジタル機器使ってるくせに、どうしてアナログが良いとか言っちゃうの?」

DTMは本来オーディオデータを編集するていで存在しています。
つまり、録音した楽器の演奏をデジタルの力で混ぜて、CDなど皆の耳に届きます。
A/D→D/A(アナログをデジタルにコンバート)(デジタル処理したものを人の耳へコンバート)
↑大雑把フランクザッパm(__)m

例えばギターとベースは弾いて録音しているが残りの楽器はプリセット。
この場合両者のギャップが離れすぎていて、不自然なクオリティーになりがちです。
こんな時はデジタル側の楽器をアナログの質感に変えてしまうと良い感じのクオリティーになります!
でも全部の楽器を本物の演奏にするなんて到底無理ですよね。
そのためにDAW内にプリセット(音源)が付いているんですね(^o^)  <しかもなんでも揃ってる気がする!



ですがこのプリセット勢はデジタル感が強く、DTMの画面上だけでのっぺりべったり貼り付いてる感がしていて、いらないLowが付いてくるんです。
もちろん本物の音には敵わないのですが、工夫をすればデジタルならではの「のっぺり」した音から
「ジャキッ!」「ゴワッ!」「ズンッ!」
と言うアナログ感を演出出来るんです!

( ´∀`) <よっ!独学クオリティーっ!!


《小技:1》~汚い音に汚す~

各楽器って実際に弾いてみたり、じかで聴いてみると思いのほかうるさかったり汚かったり、ダサく感じると思います。
ドラムのスネアはCDだと「スターン!」と聴こえていたのに実際は「バシャ~ン…ザワザワザワ…」だったり
VIOLINは「さ~♪」「ふぁ~♪」が「ギ~コギ~コ…」だったり…
それが本来の音で、今までCDで聴いていた「あの音」は化粧された音なんですね…('A`)
僕はプリセット音は綺麗に出来上がった音として準備されているように感じました。
それらに汚す加工をして、汚い素材に戻せば本物に近づけれるんだと思います。(少しでもね笑)

例えばドラムの場合

Kickの「ドンッ!」には2種類の音が含まれています。
ビーダー部分の打撃音は「ベシッ!」アタック音を補っています。
胴体部分の打撃音は「ボンッ!」「ボフッ!」胴鳴り音を補っています。
これら二つの音が一緒になって「ドンッ!」になるので個別に音を作り込んで行きましょう!

・ビーダー部分は2~5kHzあたりを上げるとらしくなります。
・胴鳴り部分は50~60Hzあたりをあげるとらしくなります。





分ける事によって曲全体のミックス時に「アタックが足りないなぁ」とかパーツごとにフェーダーをいじる事が出来ます!
個別にトラックに分けて作り込むのもいいですが、一つのトラックで完結するのもいいでしょう!

例えばスネアの場合

うるさく暴れた音です。
スネアもKick同様、複数のポイントでマイク集音するのでちょっと割愛。

・スティックで叩く面(ヘッド)200Hzあたり。
・裏面のバシャバシャした部分(スナッピー)5~10kHzあたり。 ※絶対じゃないですよ^^;

ハイハットやシンバル(金物系)はとても汚くうるさい音です。
スネアもそうですがこれらにはオーバードライブやチューブ系のプラグインを追加しましょう。
暴れて汚れた感が演出出来ます。

もっともっと紹介したい所ですが、非常に長いブログになってしまうのでここまでにしますが、要するに本来の楽器の音を再現するように加工すればいいと思います!
実際に自分で本物の楽器を触って鳴らして体感すれば自分自身で探す事が出来ますよ(^o^)

以上が本物の楽器に少しでも近づけれる方法です。(全然話足りないですが苦笑)
色々説明しましたが専用音源を購入すれば、こんなことしなくても大丈夫です笑


《応用編》~歪みをさらに利用~

('A`)「小技の項目1しかないんですけど…」
 僕 「…苦笑」

汚す演出で歪ませ系のプラグインが出てきましたけど、これってミキシングにも大活躍なんです!
沢山の楽器のなか埋もれてしまって目立たない楽器が出てきますよね。
楽器の帯域がかぶりにかぶって相殺を起こしているんです。これがマスキングです。大雑把でごめんなさいm(__)m

BASSで例えると…

BASSは目立たない音ですがトラックをミュートにすると…あらっ、ぽっかり穴が空いたようだ。
はい、ちゃんと役割は果たしているんです。
だけどベースのラインを聞かせたい!でもこれ以上フェーダーを上げたくない!
そんな時こそ歪みです。

オーバードライブやチューブ系のプラグインを入れるのもいいですが、アンプシュミレーターもいいです!
単体で聴くと「ボワボワ」「ガウガウ」と、かなりひねくれた音ですが
全体で聴くとマスキングせず、なおかつラインも目立つようになります。

BASSだけでなくエレピにも効果的だと思います。
常套手段ですが僕はエレピを使う時、歪み意外にもトレモロを使って、横に揺らして目立たせています。

エレピ「僕、ここにいるよ…」


僕がDTMを使うにあたって大事にしている事は
「使うものはデジタルだがやっている事はアナログ」です。

細々とした工夫の重ね合いで、結果良い演出になるのだと思います。

高校の頃、友達に
「だいち君って最新の機器もってるけど、やってる事アナログだよね~」
この言葉がDTMで役にたちました!ありがとうっ!!

皆さんもいろんな組み合わせ、工夫をして新しい発見をしましょう!( ゚∀゚)ノ では!

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